目前に迫る「2025年問題」に向けて
みなさんは「2025年問題」をご存知でしょうか?
日本はいま、過去に経験したことのない、「超高齢化社会」を迎えようとしています。
いわゆる「団塊の世代」800万人の全員が、75歳以上(後期高齢者)となる、2025年が目前に迫っています。
介護、医療費などの社会保障費が急増が懸念されています。
財務省のホームページ「これからの日本のために財政を考える」によると、75歳以上の人口は、2019年の1,849万人から2025年では、2,180万人と、約331万人増えると予測されています。
また、2019年時点での75歳以上の1人当たり国民医療費、介護費の国庫負担はそれぞれ、32.4万円、12.7万円とされており、65〜74歳の1人当たりの金額と比較して、それぞれ約4倍、約10倍。
このまま何の対策も取らずに進めば、医療費が急増することは避けられません。
いま、何をすべきか?
「人生100年時代」と言われていますが、生涯を通じて、心も体も、社会的にも健康でいられてこその幸せな人生です。
医療の技術は進歩し続けていますが、
一人一人が、主体的な生き方を選択し、ウェルビーイング(心身の健康と社会的な健康)という考え方を浸透させていくことが重要ではないかと思います。
いまでは「生きがい」という日本人の精神性を象徴する概念は、海外でも”IKIGAI”として認知されています。
生きがいについて書かれた本がたくさん海外で出版されています。
IKIGAIが知られるようになったのは、世界に点在する長寿地域「ブルーゾーン」の一つとして、沖縄が紹介されたのがきっかけです。
ブルーゾーンに住む人々は、とても活動的。健康で長生きな人々は、主体的に生きています。
歳を取っても健康を保つ秘訣は、生きがいを持ち、人生を心底楽しみながら、よく体を動かすことにあります。
歳を重ねても、生きがいのある人生を謳歌することは可能です。
SDGsのゴール2030年に向けて
ひらがな太極拳は、誰でも無理なくできる、効果的な健康法です。
・下半身を強化して、寝たきりのきっかけとなる転倒、骨折を未然に防ぐ(フレイル予防)
・知的好奇心を刺激する動き(認知症予防)
・有酸素運動による肥満防止
2025年以降の医療費増大に少しでも歯止めをかけたい、という思いで、ひらがな太極拳の普及活動に取り組んでいきます。
協力者を求めています
この活動を広めるには、たくさんの協力者が必要です。
コロナ禍以降、簡単にオンラインでつながることができるようになりました。
このひらがな太極拳が生まれたのも、「どうすればオンラインで太極拳のエッセンスを伝えるだろうか」と考えた末に生まれたものです。
実際、Zoomを使ってオンラインで教えています。
参加者さんにはとても喜ばれています。
ただ、高齢者の方々には、Zoomを使ってレッスンを受けていただくのはハードルが高いので、リアルな場で教えられる人の存在が必要です。
介護、医療従事者の方々が最適です。また高齢者と同居するご家族の方々でも良いです。
この活動に賛同いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご一緒に。
どなたでも歓迎いたします。
子供たちのために
持続可能な社会の実現のために、今を生きる子供たち、将来生まれてくる子供たちのために、いま何をすべきかと考えた時に、これまでのような競争社会から、老若男女がお互いを支え合える共生社会を目指すことが一番重要ではないかと思います。
この活動を通じて、老若男女が交流できる場を作っていきたいと思います。