《起勢》(チーシー)〜ショート動画で解説【内勁を知る】24式太極拳の基本

ショート動画

こんにちは。

ウェルネス太極拳クラブのとりなりです。

この記事をご覧いただき有難うございます。

ショート動画で解説【内勁を知る】24式太極拳シリーズでは、24式太極拳の一つ一つの動作で、実際に内勁を使えるかどうかをチェックしていきます。

今回は、起勢(チーシー)の動作のポイントをショート動画で解説します!

パート1:後ろから押してみる

足をそろえて自然に立った状態で、後ろから押してもらいます。

足をそろえているので、横方向から押す力に対して、力で耐えるのは難しいです。

力負けすると前方に倒れます。逆に寄りかかるようにして体の重みで耐えようとすると、手を離された瞬間に後ろに倒れます。

部分的な力に頼らず、内勁をうまく使いましょう。

胯(クワ)を緩め、百会を上に引き上げることで、受けた力を上下方向に分けるようにすると、ある程度強い力でも耐えられますし、手を離されてもバランスを失うことはありません。

パート2:両肩を持って後ろに引っ張る・足を開く

両肩を持ってもらい、後ろに引っ張ってもらいます。

胯(クワ)がゆるまないと腰で力を受けてしまい、踏ん張りがきかず後ろに倒れます。

倒れまいと力づくで抵抗すると、ぱっと離された瞬間に前につんのめります。

含胸抜背(胸を収め、背中を張る)を保ち、クワを緩めることで、内勁を使い、押しても引いても安定した状態を作ることができます。

起勢の足を開く動作も同様です。

上手くやれば、足を開くと同時に相手の足も動きます。

パート3:両腕の上下動作〜後ろから押される/引かれる

後ろから押してもらいながら、起勢の両腕を上げ下げする動作をします。

掤勁(ポン)の意識が足りないと、重心が前に出過ぎてしまい、前方に倒されます。

相手に寄りかかっても、ぱっと離された時に、後ろに倒れます。

後ろに引っ張られた場合も同様です。

パート4:両腕の上下動作2〜前から腕をつかまれる/下に倒す

前から両腕をつかまれた場合、両腕をそのまま持ち上げることで相手を飛ばすことができます。

両腕を上げる時に意識する距離が重要です。

近過ぎると相手に押し込まれます。逆に遠過ぎると、引き倒されます。

膻中(ダンチュウ)穴辺り(鳩尾の少し上)を目掛けて、円の動きで押し出すと、相手に隙を与えることなく、足元からすくうように浮き上がり、飛ばすことができます。

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この記事を書いた人

ウェルネス太極拳クラブ主宰。20代半ばに陳式太極拳に出会い、2000年に東京で伝統陳式太極拳の伝承者 鮑建民老師に師事、20年間道場に通う。2004年から、週末、東京都内のカルチャー教室で陳式太極拳の講師として活動。コロナをきっかけに、ひらがな気功(太極拳)を考案しオンラインで講習会を開催。2022年に故郷 宮崎にUターン後、オンラインとリアルで普及活動に努めている。

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