高齢者の転倒予防に太極拳がオススメです!
「高齢者の転倒予防に太極拳が有効」毎日新聞 医療プレミアの記事
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20180928/med/00m/010/029000c
なぜ有効かということについては、片足立ちでバランス感覚が鍛えられるということも一つの理由として挙げられますが、
もう一つ重要なのは、
ゆっくりとした重心移動によって、
重心の両足への配分を自由自在に変化できる能力が
習慣化できる点が大きいのではないかと思っています。
歩法によって、両足の重心配分が、
馬歩5:5、弓歩7:3、虚歩9:1
という感じです。
股関節が固くなってくると、重心配分の変化が自由にできなくなります。
何かの拍子につまずいた時に、どちらかの片足が
とっさに出せずにバタッと倒れてしまいます。
これがきっかけで、手を骨折したり、最悪のケースにおいては、
寝たきりになってしまうリスクがあります。
太極拳では、どっちの足も重たいという意味の「双重の病」という表現をします。
陰と陽、虚実が明確に分けられない状態です。
双重の病に陥らないためにも、太極拳の重心移動をしっかり行うことが大切です。
特に虚歩は太極拳など中国武術に良く出てくる歩法で脚力の鍛錬、維持に効果的です。
太極拳で「氣の玉」の感覚を会得することによって、
転倒しにくくなります。
ボールがころがることはあっても、「倒れる」ことはあり得ないですよね。
形と動きの美しさを楽しむ太極拳は、転倒予防にも有効です。
みなさんにオススメします!
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