体の潮流、血。

東洋医学

血潮、というと「みなぎる」「たぎる」「燃える」とかなんだか体の激しさを感じさせる言葉を連想します。

辞書には「流れ出る血」「体を巡る血」のことと書いてあります。

満ち引きがある潮、血に満ち引きがあるような例えが面白いですね。

怒りを感じたとき「血が頭に昇る」といいますし、恐ろしい目に遭えば「血の気が引く」といいます。

意外と血の流れを実感する時が多いんですね。

また手を切った時など出血して血の存在を思い出し、自分は生きた体なんだと実感します。

 

 

東洋医学的では「血」はケツと読みます。

血は後天の気である「水穀の精気」である「営気」が「津液」が合わさってできたものだと言われています。

水穀の精気は食べた物から得たエネルギーのことで津液は体の水分のことです。

血は体の中をくまなく巡り栄養や酸素を運びます。

また腎精は髄を生じ、髄からも血となり、精血同源と言われます。

「血に栄養が豊富で体をしっかり巡っていると、顔は血色がよくてしっとりしていて、皮膚や毛髪は潤いがあって艶やかになります。

筋肉や骨、関節は強くたくましくなり、関節はスムーズに動かすことができます。同時に精神活動が活発になります。」・・・

と本に書いてありました。

この記載をみて、どう思われたでしょうか?

これってまるっきり「健康な人」の描写ですよね。

ですので、潤いの証の艶やかさ、スムーズな動き、バランス良くついた筋肉で、明るい表情・笑顔は見るからに健康であり、無駄にくよくよするようには見えないし、またこういった人は悩まないでしょう。

もし、血に栄養が不足していたら?

もし、血が足りていなかったら?

もし、血がきちんと体を巡れない状態(ドロドロ)だったら?

もし、血が体のどこかで止まってしまっていたら?

今の私たちの「不健康さ」の象徴かもしれません。

血に栄養が含まれていなかったら、内臓が弱くなっていくでしょう。

不調があって、病院で診てもらっても特に原因がわからないとかあるかもしれません。

オーソモレキュラー療法というサプリメントなどを使った栄養療法をやると効果の出る人が多いらしいです。

食事だけで栄養を満たそうとしたら、それは食べ過ぎ。

賢くサプリを使うのもひとつの手だと思います。

血が足りていない、それは貧血。

女性に多いですね。

血が足りなくなるのは気が足りなくなるせい、と東洋医学では診ます。

息切れ、気力の低下、顔色が悪い、目まい、目がくらむ、動悸といった症状がでやすくなります。

見た目からだと髪がぱさつく、爪が反り返っている、目の裏が白いなどがみられます。

精神的には集中力に欠ける、思考力が弱いなど。

そういえば、先日電車に乗っていたら、近くで立っていた若い女性が倒れ込んでしまいました。

先に気づいた方が大声で声掛けの対処してくださったので、とりあえず見守り。

必要なら手を貸すつもりでしたが、そこでいろいろと口を出されても本人も困るだろうし、見るからに貧血っぽいので黙っておきました。

貧血は大概しばらくすれば収まります。

若い女性で青白い顔をしていたら貧血を疑ってください。

もし倒れたら声かけをして自力で立てるようなら、近くの椅子に座らせて様子を見ましょう。

声をかけても応答がない場合はかなりまずい状態なので、横(横向き:嘔吐した場合、気管に詰まる)にさせて、首回りやおなか回りをゆるめてあげます。

必要なら車内連絡用のボタンなどで車掌さんなどに知らせましょう。

できたら周りの人に協力してもらって停車した駅で降ろしてあげられると良いですね。

血がドロドロ・・・よく中高年の男性で恰幅の良い人はそう見られそうですが・・・

実は誰にもなる可能性があるそうです。

血がドロドロになるというのは、実際に粘着性の血液になるわけではなく、血が流れづらい質になるそうです。

血はただ単に赤い液ではなく、さまざまな生理的物質が混じっています。

赤血球が代表的で赤く見える素ですが、ドロドロの血液の場合、赤血球が多くなる、赤血球が硬くなって血管の中を通りづらくなる、

血小板同士で固まりやすくなる、白血球が血管を塞いで、血管を狭める、

などの原因があります。

これは東洋医学では瘀血という症状に通じます。

瘀血は舌を見えるとすぐにわかります。

他の人の舌と比べてみないとわかりづらいのですが、舌の色の赤みが強いと瘀血の可能性があります。

肩こり、頭痛、めまい、あざになりやすい、刺すように痛い、また女性の場合は生理の時に胸が張る、経穴に塊が混じるなどの症状が瘀血です。

 

 

ちなみに私は女性ですが、まったくこのような状況でした。

舌も赤いですし、肩こりがけっこうひどいし、生理の時は痛みがひどく、胸が張りました。水をこまめに摂る、野菜を摂る、などの他にやっぱり糖質を減らすことが大事ですし、適度な運動で血を巡らせることも必要ですね!

血を効率よく巡らせて、血にも大事な酸素もしっかり取り込む太極拳は体の巡りにも良いですし、ゆっくりした意識的な動きでくたくたになることはありません。また習いにいく場所や機会がなければストレッチでも良いでしょう。

体の気や血、水は巡ることが自然で当たり前のこと。

それが虚している(足りていない)とか余計なものがあって動かなくなっている状態は積もり積もって病気になっていくのです。

肌や髪がつややかで明るく、前向きで笑顔、そんな毎日を送れるように心がけましょう!

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